先生だったら

 学会でともに事務局をあずかっているU氏と船橋へ。事務局の大先輩である伊藤先生のお墓にお参りした。僕ら3人、4人が束になっても、伊藤先生がひとりでなさっていた仕事をカバーすることができない。そんなことを言いながら、もう3年も経ってしまった。今でも、学会の運営に行き詰まったり迷ったりすると、伊藤先生だったらどうされただろうと考える。北極星が旅人に方角を知らせるように、伊藤先生はそこにいて僕らの進むべき道を教えてくれているように思う。