今、何時でぃ

 生田の大学が「特別研修期間」につき、在宅研修。ハードディスクレコーダの中身など整理して、なんとも有意義な研修であった(嘘)。
 4月13日に、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』で「大都会で江戸時代の豪華弁当つくれるか!?」という企画を放送していたことを書いたが*1、その番組の中で大田区の大森海岸で海苔の養殖が復活したことを取り上げていた。今日もたまたまそのことに触れている番組を見たもので、また妙なことを思い出した。
 蕎麦屋の品書きに「花巻」というものがあるが、ご存知でない方も多いようだ。これは海苔を具としたもので、かけそばにもみ海苔を撒いたものと思えばよい。この種ものが生まれたのは江戸時代のことだそうで、落語の「時蕎麦」にも「しっぽく」と並んで出てくる。「花」というのは海苔を「磯の花」と呼んだことに由来しているようだが、「巻」の方は「撒く」の字を使うべきところを洒落てみたのだろうか。岩手県の花巻とはどうも無関係のようである。
 以前、これを注文しようとしたのだが、店員に「あ、これは海苔が乗ってるだけですから、止した方がいいですよ」と止められたことがある。僕にとって海苔は胸焼けのもとでもあるので取り止めたが、おもしろい店員がいたものだ。
 蕎麦屋には他にも不思議な品書きが並んでいる。例えば「あられ」、そして「小田巻」。どちらも時期を逃してしまったが、おいおい書いていくことにしよう。

*1:http://d.hatena.ne.jp/riverson/20080413/1208095533