加速する想い

 私の仕事はなかなか進まないが、この週末に予定されている観劇ツアーの準備は同行者の尽力により着々と進行中。
 まず、日帰りという強行軍を支える足の面では、東京‐新大阪間をのぞみの指定席で往復して20,900円というJR東海ツアーズのプランを見つけた。じゅうぶんにお得な価格設定なのだが、おまけに駅の売店等で使える2,500円分のクーポンが付いているというのだから、もはや価格破壊と言ってもよいのではないか。
 加美乃素の貸切公演はアドリブが多いとの評判で、それはそれで面白そうなのだが、元々の内容を知らなければ十分に楽しめないのではないかといういかにもこの道のファンらしい主張を始めたのは同行者。ならば11時からの公演も見ようではないかということになり、あれやこれやの手を尽くしていちばん安いB席2枚をどうにか連番で入手した。捨てる神あれば拾う神あり。いや、こういうときにそうは言わないか。
 土曜日に向けて、とにかくきちんと仕事をしなければ。今夜はまず頼まれもののひとつをどうにか終える。明日は会務をひとつ、明後日にはもうひとつ。そうして、ひとさまにご迷惑をおかけすることのないようにして出かけたい。

たらりたらりと

 ひゃあ。とあるブログに私の写っている写真がアップされていることを今日になって発見してしまった。もはやこれは「四六の蝦蟇」の気分だわ。
 授業を終えて帰るとドッと疲れが出てしまうが、夜も更けてから遅れ遅れの会務を少しずつこなす。脂汗を流したり、尻に火がついたり、なんだかんだと忙しい。

動き出した街に

 この4月から毎週月曜日は「失業者」となっているわけだが、今日は付き合ってくれる人もいて、連休も明けて動き出した街に出かけてみた。木々の葉も草花も空も雲も、自然の色が美しい。
 楽しい時の後に訪れる心地よい疲れと、わずかの不安。胸の奥のほうが小さく疼くのを感じる。すべきことをせねば。時間はあるように見えてまったくないのだ。

身体性

 夜遅く、クルマを飛ばして「秘密基地」へ。舞台をつくる人々の活動の一端を垣間見る幸運を得た。
 あらためて感じたことは、ことばは身体で覚えるものであり、歌は身体で歌うものなのだということ。それぞれに与えられた歌詞の難易に差はあれ、カンよくことばをつかまえてしまう人もあれば、読み込み歌い込むことによって独自の表現法を見つけようとする人もいる。どのような道筋をたどるにせよ、そこには演者特有の身体性の発露がある。
 おもしろいことになりそうだ。私に残されている課題も多く、まだまだがんばらねばならないのだが、この乗りかかった船はきっとおもしろいところに連れて行ってくれるはずだ。