距離別料金

 早朝6時に家を出て首都高と中央道で八王子へ。今日は高尾で補講を2コマ。八王子ってこんなに遠かったか。半月ほど離れていただけなのだが、そんなことを感じた。
 この元日から、首都高は距離別料金制に移行した。「首都高は、変わります。」だとか、「お客様により利用しやすい料金へ」だとか、調子のいいことを言って新制度への移行を宣伝しているけれど、私のように長距離を走る者にとっては700円が900円になってしまったのだから、単なる「値上げ」に過ぎない。往復で400円、月に10日で4,000円。東宝のB席なら500円のおつりがくる。
 首都高のウェブサイトには以下のような説明がある*1

◎距離別料金の意義・効果とは
◆意義:公平な料金
 これまでの均一料金では、長距離のご利用でも短距離のご利用でも料金が同じであり、お客様相互の不公平が解消できません。距離別料金では、距離に応じて基本料金が決まるため、より公平になります。

 おっしゃる通り。確かに、中央道の延長で首都高に入り、高井戸から千住新橋まで走ったとしても、永福で一般道に下りたとしても、昨年末までは同じ700円だった。それは実におかしな話だった。しかし、短距離しか利用しない場合には値下げをするというのはわかるが、これまで700円で走れたものが900円になるというのは別の話ではないのか。
 長距離を利用するのだから応分の負担はしよう。そのことを拒否するなどとは言っていない。どさくさに紛れて値上げするのは卑怯ではないかと言っているのだ。こっちだって好きで長い距離を走っているわけではない。遊びとしてのドライブではなく、仕事場が遠いから仕方なく走っているだけなのだ。

*1:http://www.shutoko.jp/etc/fee/index.html、2012年1月10日