大逮夜

 今年の報恩講は宗祖の七百五十回御遠忌法要として厳修。ここまで「毎日が御遠忌」との願いをつないで来たが、いよいよ本番である。
 15時半より大逮夜のお勤め。格調高い念仏讃の調べにクラクラとする。住職の法話をうかがったあとは、ご出仕いただいた本山准堂衆の堀秀隆師による『御伝鈔』の拝読。蝋燭の明かりの中で、荘厳華麗な儀式の伝統の一端に触れる。
 おしのぎをいただいたあと、18時より親鸞聖人讃仰コンサート。昨年の春にお越しいただいたやなせななさんに、再度ご来寺願った。美しい歌声と、歌に込められた大きな願いに包まれる。
 動き出して初めて了解することも多く、進行や設営の担当者としてはヒヤヒヤすることの連続だが、静かな感激のうちに明日を迎えよう。明日は8時より晨朝法要、13時より日中法要。