交通情報

 早朝からテレビやラジオの交通情報で、近所の幹線道路が沿道の火災の影響で通行止めになっていることを伝えていた。千住へ出講する日だが、バスはまともに動いていないだろうからと、クルマで出かけることにした。
 放送から得られる情報ではどこが火事なのかわからない。とりあえずとばかりに家を出て右に折れ、最初の信号を直進したのが間違いだった。そのすぐ先が燃えていたらしく、迂回の末の渋滞。いくらか余裕をみてはいたのだが、遅刻するかと思った。
 仕事を終えた帰り、火災現場の脇を通る。火元は住む人のない木造の家だった。いや、元は家だったものが物置のように使われているところだった。不審火だったらしく、鎮火した後も消防と警察のクルマが横付けされ、現場検証らしきものが続けられていた。
 火災の多い季節。今日の火災では、死傷者の出なかったことは不幸中の幸いであったが、よくよく気をつけなければと思う。