Rouge Days

 夕刻、新宿へ。SPACE 107で「ROUGE FESTIVAL 2011: Palette Revue GRAND FINALE」を観る。たまっている仕事を3分の2ばかり放り投げて通い続けた Rouge Days の最終日である。
 レビューはやはり大きな舞台で観たい。その思いを強くした。小さな小屋にも特有の良さはあるが、本公演と銘打つ以上は幕があり袖のある舞台での公演を望む。大きな舞台でいよいよ華やかに輝く人たちを観たいと思うのである。
 今日は過去の公演と比べてもトップクラスの楽しさで、柄にもなく踊り出したくなるほどだった。思ったことを率直に記せば、まず高木千代美は天才である。その才能を支えたメンバーの力量を高く評価したい。贔屓筋として言わせてもらうならば、緒川舞はあくまでもかっこよく、冨田真裕子はどこまでも美しい。冨田さんのソロ2曲は、ファンから見ても破格の扱い。そして、その扱いに見事に応えた歌いぶりだった。演出家氏のニヤリとした表情が目に浮かんだことだ。 
 次回公演について予告のないことが気にかかるが、またの機会のあることを心から願う。明日からはレビュー好きを隠して平凡な日常に戻る。放り投げた仕事もひとつひとつ拾い集めたい。