地下の秘密

 広島へ。会の仲間に会うのも久しぶりだ。
 夜の会合の前、私にとっては未知の空間だった市民球場の周辺をUさんに案内してもらう。歩くうちに、広島の都市計画についてひとつの仮説に思いいたった。荒唐無稽のそしりは免れようもなく、確かめる術もないのだが、しばらくは少し気にして見てみることにしよう。
 夜も更ける頃、思いがけず新しい「仕事」の話をもらう。それは、ちょうど自分の宿題のひとつと思っていたもの。完成させることができるか不安ではあるが、この縁に感謝しつつ動き出さねばと思う。そうそう、その前に没後50年の壮大な企画も。