野球ならばゲームセット

 月曜日の出講先はまだ授業が始まらないので今日は休み。土・日の疲れを取るとともに、学会の月報に小さな原稿を2本送り、明日以降のプリントを4種類作る。
 延ばし延ばしになっていた「定額給付金」の申請もようやく済ませる。忘れた頃に届くことだろう。あのお金は「もらう」ものなのか「受け取る」ものなのか、ちょっと考えてみる。どうにも筋合いのないお金のような気がして、ずっと申請せずにいたのだが、ルールで給付されるのだから「もらう」のではなくて「受け取る」ことにした。
 教職員組合の役についていた頃は、日常的には「ボーナスをもらう」と言ったとしても、役目のうえでは「期末手当の支給を受ける」と表現することにしていた。ボーナスのない生活に入ってはや5年。この先、年金を「受け取る」ことになったとしても、これだけ苦労して保険金を払っているのだから、絶対に「もらう」などとは言わないぞ。いやいや、「受け取らない」のではなくて、「受け取る」けれど「『もらう』という表現は使わない」ということ。
 そう言えば、自由民主党の新しい総裁に選ばれた谷垣さんが、記者会見で「全員野球でやっていく。選挙が終わればノーサイドだ。」と言っていたが、「ノーサイド」ってのはラグビーのことばだよなあ。ことばを選ぶというのは実に難しいことだ。