舞台と客席の間

 明日が休みなのをよいことに、夜遅くまでDVDを見たりネットで調べものをしたり。日曜日に「出待ち」をした人の撮影したムービーが動画投稿サイトにアップされている。ネットオークションには「入り待ち」と「出待ち」の際の写真も。なるほどこういう世界もあるのだなあと、ひとりで妙に納得したりする。
 私は、演じる人と観る者の間というのは舞台と客席くらいの距離くらいがちょうどよいと思っていて、いわゆる「オフ」で関わりを持つことをあまり好まない。そうでなければ、担任を持った世代や娘ほどの歳のお嬢さんたちの「ファン」などと言ってはいられないし、舞台を「観賞」するということにならないと思うのだ。でも、演じる人には会いたくない、話などしたくもないと言えば、ずいぶんな嘘になってしまうような気もするわけで、そのあたりが面倒くさいところではあるな。