信頼感

 10時より理事会、12時より論文審査委員会、14時より研究例会。会合はいずれもスムーズに進行し、5月に予定されている全国大会の開催と学会誌の刊行に向けて確かな1歩を踏み出すことができた。
 研究例会はいつにも増して刺激的だった。多様な価値観を受容する場のありようが、この会の健全であることを示している。この、会への信頼感、場への信頼感といったものは、まことにかけがえのないものだと思う。
 ただ、信頼と依存とをきちんと峻別することというのも大切なわけで、一定の水準を維持している研究団体であればこそ、さらに先のことを考えなければならないと思う。ひとつの例を挙げるなら、何を言っても許されるのかといえば、それは違うだろうということだ。身も蓋もないことを口にし会議を凍りつかせていた過去の自分を思い出しては赤面しつつ、文字通りの自戒をこめてそんなことを言ってみる。
 で、私は、今日の例会の中で思いもよらず人生の目標について考えてしまったのだが、それを記すのはまたの機会に。