加速度

 生田で英語英米文学科担当教員の情報交換会。学生の現状や授業の手法についてばかりではなく、英語を教えるということの根本問題にまで踏み込んでやりとりさせてもらうことができて有意義だった。間もなく4月。よく準備して開講にそなえたい。
 牧名ことりという名を知っている人はどのくらいいるのだろう。娘役の序列を明示しないOSKにあって、実質上の2番手、もしくは「ダブルトップ」の1人と位置づけられる人だが、この人の出身高校を知り、こんなに身近な存在の人だったのかと驚いてしまった。もう気分は家族も同然なのだが、そう思われている方にとってはまことに迷惑な話に違いない。
 それにしても、インターネット上にはいろいろなものがあって、何年も前の貴重な画像や映像が見られたりするのである。これって、見るだけでも著作権に触れるんだったか。ダウンロードしなければよかったんだったか。
 とりあえずそれは置いておくとして、今日気付いたのは、OSKの人たちはテレビカメラの前でものを食べて見せるということだった。ご存知の方が多いかどうかは知らないが、宝塚の現役生徒たちの場合、旅行番組でもトーク番組でも、飲んだり食べたりするシーンはすべてカットされる。これ美味しいんですよとお土産にもってきたお菓子も、旅先の宿で目の前に並べられたご馳走も、口に運ばれるところはいっさい映像化されることがない。いわゆる「すみれコード」というものらしいが、バカバカしくてしかたがないとはこのことだ。
 AKBの子たちはCMでカツ丼をかきこみ、OSKの人たちは旅番組でたこ焼きにかぶりつく。そもそも、ものを食べるところを見せるくらいで消えてしまうような「夢」ならば、もともと長続きするものでもないのではないだろうか。