GENIUS

 久しぶりに午前中から動き出す。まずは姪を仕事先に送りがてら銀座に足を伸ばし、Apple Store の Genius Bar で調子の悪い iPod を見てもらった。
 確かに壊れている。90日間の保証しかつかない新品に1万円ほどで交換するか、今の品をリサイクルに出して1年間の保証がつく新品を1割引で買うかという奇妙な選択を迫られ、前者を選んだ。修理に出して何日も待たされることを覚悟していたので、出向いたその日に新品を持ち帰ることができて何よりだ。修理とは名ばかりで、実際にはポイと交換してしまうことには驚いたけれど。
 次いで、神保町の三省堂書店で家庭教師用の教材を揃える。英語Iの教科書は大修館書店の Genius English Course I: Revised 、総合英語の参考書は桐原書店のForest: 6th editionと聞いている。検定教科書が店頭に並ぶのは4月になってからとのことで、とりあえずは傍用の問題集など数点を入手した。
 久しぶりに「すずらん通り」をぶらり。腹も減ってきたので、やはり久しぶりの「キッチン南海」でカツカレーとキャベツ。真っ黒なカレーが懐かしい。カツカレーはもうしんどい年齢になったかと思ったが、意外にすんなりと完食。ただ、あいかわらずテーブルは小さくて、大リーグボール養成ギブスをつけて食べているような気分だった。
 帰宅後は、ついでに買ったはずの本にうっかりはまってしまう。倉橋滋樹・辻則彦著『少女歌劇の光芒:ひとときの夢の跡』2005, 青弓社。結局のところ、歴史が好きなのだろう。大正から昭和にかけて全国各地に生まれては消えていった数々の少女歌劇団の実相を丁寧に調べ上げて綴った本書は、歴史研究の手本としても大いに読みごたえのあるものだった。