初日の出

 初日の出。先日読んだ『ZUCCA×ZUCA』(はるな檸檬、KCデラックス)にあった「ネタ」だけれど「初日の出」をどう読むかというのである。
 たいていの人は「はつひので」と読む。まあ、それが当たり前だわね。でも、うっかり「しょにちの『で』」と読んでしまったりする人が近くにいたりしたら、相当に楽しそう。ええと、「初日(しょにち)の出(で)」の反対は「楽(らく)の入(い)り」っすか。
 明日の東宝は花組の初日なのだけれど、チケットがまだ残っているようで、ちょいと気がかり。雪組の3月〜4月の公演にいたっては大劇場の千秋楽がまだ埋まらないという状況で、本当につぶれちゃうんじゃないかと心配でならない。せいぜい見に行くようにはするけれど、私ひとりであの赤い客席のすべては埋められない。
 小林一三先生の遺言の半分、つまり「ブレーブスと歌劇団は手放すな」という重い重いことばの半分はとうに破ってしまったのだから、残り半分は本気でお願いしたい。半分破っちゃったら残りの半分も簡単ってな気分だったら、ホントに困るよ。