貝を食す

 少し早起きして発表の準備。夕刻にはどうにか目鼻をつけることができた。夜は浅草から隅田川を東に渡ったあたりでE氏・U氏と会う。
 本所吾妻橋駅近くの「海作」は貝料理の店。一昨年の暮れにMi君と初めて出かけ、昨年の正月にE・Uの両氏と訪ねたのだった。
 刺身、ぬた、煮物、それに「奇跡の」カキフライ。意外なところでは「ゴマ茄子」が美味しい。茄子をざっくりと切って素揚げにし甘辛い味噌だれをかけたものだ。今日は「しじみニンニク漬け」と「北寄貝ニンニク茎炒め」を試してみたが、どちらも美味しかった。ニンニクを欲しがるのは疲れのせいなのか。
 3人で日本酒を8合ならば、まあまあの量か。ただ、さっさと帰ればよいのに「煮込みストリート」とか「ホッピー通り」とか呼ばれるところに戻り、安い酒を少し追加する私たち。そのあと、さらに余分なことをして胃に負担をかける。
 U氏から Glenn W. Shaw(1922)The Priest and His Disciples、つまり倉田百三(1917)『出家とその弟子』の英訳をもらう。先日プレゼントしたDVDの礼とのことだが、どうにも釣り合わぬようで申し訳ない。
 日中、そのU氏は国会図書館に行っていたそうだが、新システムがダウンしてしまい、すべて手書きの書類に切り替えて運用していたとのこと。カウンターの前は長蛇の列で、まるで調べものにならなかったようだ。明日の発表に備え、昨日のうちに資料を集めることができて幸いだった。
 さて、明日は理事会・論文審査委員会・研究例会だ。ずいぶん酔って帰ったが、とりあえず理事会の議案だけ整えて就寝。