「友達」の増える夜

 今日も昼過ぎまで仕事。端正な格好をして来てくれと言われているものだから、日曜日だというのにネクタイを着けてスーツ姿で出向く。
 夕刻は大塚の Shisui Deux へ。Rouge の「クリスマスレビュー」である。今日はK君と同席。ここに誘ってくれたのはK君だったが、一緒に見るのは久しぶりだ。
 楽しかった。いつもながらの華やかで安定感のあるステージである。大人の魅力ということばはひどく便利で、あちらこちらで多用されてもいるけれど、ある程度の円熟味というものがないと舞台が落ち着かないというのは事実だろう。そして、いつものように、その安定感や円熟味の上に冒険や実験のエッセンスを加えているところがよい。
 演者との距離にはいつも戸惑うが、今夜はおふたりと Facebook の「友達」になっ(てもらっ)た。ポチッとボタンを押せば済むところを、あらたまって「すみません、友だちになってもらえますか」などと言うものだから、驚いたような困ったような微妙な顔をされるのがおもしろい。
 いやいや、おじさんモードも「大概だぜ」ということで。