事情と理由

 出講先の一つで追試験。開講数の3分の2以上を休み期末の試験も受けなかった学生が追試を申し込んでくるのにはそれなりの理由があったのであろう。予定通り面談することにした。
 あれこれ聞いてみれば、たしかにさまざまの事情を抱えた学生ではあった。ただ、どれも授業を休む理由にはならない。砂糖にハチミツをかけたほど甘いと言われる私ではあるが、開講時に単位認定の条件を明示している以上、さすがにそれを曲げることはできなかった。
 夜は西落合で勉強。どうにか宿題のすべてを終えることができたが、この集中力のなさは何なのだろう。同種の問題を3回繰り返しても覚えていないということは、どこかに大きな問題があるはずだ。