太洋紙

 講師室の机上に中学生を対象とした教案が置かれていることに気付いた。生命や環境に関する学部の多い大学にふさわしく保健の授業のものらしい。
 何気なく見ていると、授業中に「太洋紙」を掲示するとあった。さて、太洋紙とは何だろう。授業中に黒板に貼り出すもの。ううむ。もしやと思いパソコンで検索してみると、やはりそうだった。
 太洋紙とは「模造紙」のこと。新潟では広く用いられていることばで「大洋紙」とも書くらしい。岐阜出身の友だちが同じ紙のことを「B紙(ビーシ)」と読んでいたのを思い出した。
 だいたい、模造紙という名前も奇妙と言えば奇妙な感じがするのだが、調べてみると結構おもしろいことがわかる。それはまたいずれ。