バイク王

 明石小学校の昨日(10月5日)の様子を撮影した写真をネット上で見た*1。玄関ホールの解体が進んでいる。まずはここを壊して車両の通路を確保することになっているのだという。写真を見ると、玄関ホール校庭側の壁がまだ半分ほど残っており、そこには美しい半円形の窓も見える。なんとも悲しい風景である。
 明石小学校の北側にはかつて中央区立第二中学校があった。この校舎は昭和12年に東京市京橋高等家政女学校として建てられた鉄筋づくりの建物で、同校が都立京橋高等家政女学校を経て京橋高等学校となり晴海に移転したあとは中央区立文海中学校の校舎となった。その後、区立中学校の統廃合によって生まれた中央区立第二中学校がこの校舎を使い、さらなる統廃合で中央区立銀座中学校が誕生したとき、この校舎は学校としての役目を終えた。
 今、そこには都市機構(元の住宅・都市整備公団)の超高層住宅が建っている。区有地の使い方としてどうなのだろう、ここが区の土地のままであれば明石小学校の「再生」にも大いに役立ったはずなのになどとずっと疑問に思っていたのだが、そこにはなにやら不潔な噂があるようなのだ*2。中央区が何を言っても、ちょっと信じられそうにない。

*1:http://photozou.jp/photo/show/803311/51992427

*2:http://akashihozon.seesaa.net/article/164664384.html