名前のアクセント

 先日のエントリーに tmrowing さんからコメントをいただき、日本語の名前のアクセントを気にしていたところ、テレビのニュースから興味深い情報が流れてきた。民主党の総裁選挙には菅さんと樽床さんが出るそうだが、その樽床さん、多くのアナウンサーがLHHHで発音するところ、ご自分ではLHLLで名乗っていらっしゃった。
 そう言えば、私たちの会の副会長で和歌山にお住まいのE先生は、3通りのアクセントで呼ばれている。ご本人を含め多くの方はHLLLで発音されるのだが、東京近辺の方の多くはLHLL。ただ、その中におひとりだけLHHHで発音される方がいらっしゃる。しかも、その方の場合、なぜか3音目が濁る。ほかにはひとりもそのように発音する人はいないので、ちょっと不思議にも思っているのだが。
 私はE先生をどう呼んでいるかと言えば、最初はLHLLだったが、今はHLLLで呼ばせてもらっている。理由は、ご本人がそうおっしゃるから。そして、私たちの距離が縮まったから。こういう言い方はちょっと気持ち悪いかしら。
 人の名前にふりがなを振ることはあっても、アクセント記号を付けることはまずないと思うが、私の場合、年度初めに出席をとる際、複数のアクセントがありそうな場合には本人にたずねて区別する印を付けたりもしている。本人がしっくり来る呼び方をするのがいちばんよいと思ってたずねるのだが、ときどき「どちらでもいいです」と返答され、ちょっぴりがっかりしたりもする。