飛び立つよ独りで 未来の空へ

 NHK全国学校音楽コンクールは、今日が中学校の部の全国コンクール。客席のアナウンサーとゲストがヒソヒソ声で話す放送というのはどんなもんだろうと思いながらも、たっぷりの3時間を堪能した。
 中学生も、3年生にもなれば一人前の口をきいて後輩を「指導」したりする。思えば、生徒会の活動に関わり続けた私もそうだった。出場校を紹介する短いビデオを見ながら、甘酸っぱいような苦いような日々を思い出す。今の自分がこんな状態になっていようとは、誰よりも私自身が思わなかった。
 夜遅く、京都での同窓会から帰る母を迎えに東京駅へ。久々の遠出には姪(母にとっては孫)が同行した。東京駅へ迎えに行くという行為そのものがなんだか懐かしい。姪の土産は、満月の阿闇梨餅に緑壽庵清水の金平糖と角平糖、それに宝泉堂のしぼり豆丹波黒大寿。この人は美味しいものをよく知っている。