帰る旅

 午後、門徒会の総会へ。内なる「問い」の存在は人をときどき聞法へと導く。今日の法話に触れて、自分がお寺に通うようになった「意味」を思い出した。
 明日からの生活にはまったく困らないのだが、明日からどうしてよいのかわからない。そんな悩みを持ちたいものだと思ってみたりもするが、この悩みのうちに根本的な宗教課題があると思えば、そうそうふざけてもいられないわけで。
 振る舞われた「ルパイヤート」は、赤も白もあくまでも美味しく、私の夏はこうして終わりを迎える。