Hush-a-bye

 大学以来の友人であるK君に誘われ、高円寺の「座・高円寺」へ。鴻上尚史の作・演出による「ハッシャ・バイ」は「虚構の劇団」の第3回公演である。
 「ハッシャ・バイ」の初演は23年前。懐かしい芝居の再演とあってか、登場する若い役者さんたちが、どの人も思い出の中の人々のように見えてきてしまう。まさに夢と虚構と現実の間をさまよう思い。いやあ、それにしたって似ていたのだ。顔立ちも、ほくろの位置も、そして声までも。
 K君には、今回も何から何まですっかりごちそうになってしまう。思えば、初演のときにはすでに友だちだった。おたがい、すっかりいいおっさんになりました。